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奈良宗教者九条の会

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「九条の風を吹かそう」事務局会議を開催

 10月15日午後2時から、奈良市内の寺院で「九条の風を吹かそう」事務局会議を開催しました。

 会議の目的は、「九条の風を吹かそう」のまとめと、会計決算をすることでした。まとめでは、2本の文書が出されました。後ほど要旨を掲載します。


<橋本提案>

「九条の風を吹かそう」集会の報告

2010年8月21日、日本聖公会奈良基督教会礼拝堂において、奈良宗教者九条の会と日本友和会が共同して、講演とシンポジウム「九条の風を吹かそう」を開催しました。

 主題講演「憲法九条を天理教の立場から考える」で、天理教平和の会会員の清水貢さんは、中山みき教祖の「むほんの根を切る」「世界中いちれつ皆兄弟や」のおしえには九条に通底する真理の立場が打ち出されていること、そして、信徒であるものも信徒でない者も、この絶対非戦平和主義の立場を堅持することが可能であることを強調されました。

シンポジウム「信仰を持つ者の役割」において、

①宮崎快尭住職は、戦前・戦中に青年時代を生き、個人も宗教も軍国主義体制に総動員された戦争責任の反省として宗教者平和運動を起こし、続けてきたことを証しされました。

②平山武秀牧師も、「超軍国少年」として育てられた魂が、戦後、キリストによってヒューマニズムの根源を変えられ支えられる生き様を恵まれ、平和運動をすればするほどこの基盤に立ち帰り再出発するという「往還運動」をつづけてきたことを証しされました。

③清水貢さんは、「九条の心こそ教祖の心そのものであり、信仰者は九条を守り、あらゆる場に生かす」ために実践することを証しされました。

④シンポジストの中で唯一女性であり、戦後世代である清末愛砂さん(DVD参加)は、人権問題の専門家の立場からパレスティナ問題にかかわり、石油資本列強による神話を歴史と捏造(戦前・戦中の日本の皇国史観に共通する)にもとづいてイスラエルを建国し、パレスティナ人を圧迫しつづけている不正義を告発し、大切な問題と課題とを提起されました。

 フロアーからの質疑・討論も加えて、私たちはそれぞれの信仰を持つものもはその特長を発挿すること、信仰を持たない者は「根源的ヒューマニズム」の立場において非暴力・平和の道を拓くことが可能であることを確宿することができました。そして、それを国家の最高基準法(憲法)としていることに誇りを持ち、確信を持って「九条の風を吹かそう」を回りの人々に呼びかけていく勇気をいただくことができました。

 お寺の受付での、核兵器廃絶署名から、ニューヨークの街頭での署名あつめ、各階層における創意あふれた九条運動、学校教育、嵩貞活動、布教・伝道、民族問題の中での信仰による和解のつとめなどが担われ、推進されていることを学び、共同して前進する希望をいだくことができました。

 今回は、特に、基督教独立学園高等学校の若い世代の皆さんが多数参加してくださり、プログラムを盛り上げてくださいました。

遷都千三百年という古都の奈良から、人類の共存と平和への希望を導く「九条の風を吹かそう」企画は大切な第一歩になりました。宗教者も宗教者でない者も、若者も高齢者も、手を携えて前進することを確認することが出来ました。感謝を持って報告と致します。

2010年8月21日
「九条の風を吹かそう」実行委員会


<木村提案>

「9条の風を吹かそう」奈良宗教者九条の会とともに                 
友和誌への報告

木村有子

 2005年の全国大会の終了後、京都で憲法9条メッセージプロジェクトと友和会の共催で「九条風のつどい」が開かれましたが、その第2弾として今年の奈良での全国大会の終了後に「9条の風をふかそう」が企画されました。

2005年と比べると今は政権が民主党に代わり憲法改正は遠のいたかのように見えますが、しかし実際はマスコミや教育の現場で憲法9条は次第に追い詰められていることを感じます。

 そんな中、いま最も強い影響力を持てるのは宗教者(信仰者)ではないか、という思いから全国大会の実行委員会は奈良宗教者の九条の会に、一緒に「九条の風をふかそう」のテーマの講演とシンポジウムを開くことを呼びかけました。2月のことでした。

 4月には橋本左内全国大会実行委員長に奈良までお越しいただき、奈良宗教者九条の会
との話し合いが持たれ正式に実行委員会が発足しました。『「九条の風をふかそう」実行委
員会』の実行委員長は工藤良任般若寺任職、講演は清水貢氏(天理教)、シンポジウムのコーディネートは橋本佐内氏と決めました。

 講演者とシンポジストも決まり多くの方々のご協力を得、様々の努力を重ねた結果、当日は関西一円を中心に約150人の参加者を得て印象深い会を持つことが出来ました。

 この会の内容については『「9条の風をふかそう』集会の報告』をお読みいただくこととして、私たちがこの会を計画するにあたって考えたことを少し。それは①九条の条文そのものに耳を傾ける時間を作りたい。②信仰の違い、信仰の有無を認めつつ9条で一致することを象徴的に表現したい。③参加した人々の心に次に繋がる何かが残る会でありたいいうことです。

 そこで会の始めに独立学園の生徒の皆さんに「アメージンググレース」と「ヒロシマの
ある国で(山本さとし作詞作曲)」のコーラス、又その途中に九条の朗読を入れることをお願いしました。アメージンググレースのハミングをバックにゆっくりと読まれた九条は大変印象に残るものでした。

そして憲法前文と九条への希望と憲法を守り活かす運動への意思を込めて、仏教、キリスト教、天理教と信仰を持たない方を代表して4名がひまわりの花を奉げることで、9条で一致しようという意思を表現しました。

又、正面には白樫九条の会からパネル「ご飯9条」(東江和佳子作)をお借りして展示しました。これはAlサイズで若い女性の作品です。黒の背景に白いご飯で「9」、丸の中は真っ赤な梅干、下の方には「PEACE」「毎日ご飯が食べられるこの幸せを考えよう」と書かれています。

そして会場は昭和5年に建てられたお寺を想わせる和風建築の日本聖公会奈良基督教会の礼拝堂(登録文化財)。奈良に溶け込んだ重厚な雰囲気の礼拝堂での会は、信仰の違いや信仰の有無を越えて「憲法九条」を考えようという集いをますます印象深いものにしてくれました。




 会計は、ほんの少し赤字がでましたが、2団体で折半して解決をはかりました。
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by 9nara | 2010-10-16 06:26