奈良宗教者九条の会
2016-10-14T20:47:18+09:00
9nara
宗教者と「九条の会」交流広場
Excite Blog
テスト
http://nara9jou.exblog.jp/26396960/
2016-10-14T20:48:11+09:00
2016-10-14T20:47:18+09:00
2016-10-14T20:47:18+09:00
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未分類
「戦争法案の廃案を求める宗教者・門徒・信者緊急アピール」賛同者
http://nara9jou.exblog.jp/24439083/
2015-09-20T09:42:00+09:00
2015-09-28T13:29:30+09:00
2015-09-05T20:52:10+09:00
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追加
77 平野和久 曹洞宗 宇陀市
78 丸子 孝仁 曹洞宗 桜井市
79 井田 泉 聖公会 奈良市
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安全保障関連法案成立にあたっての宗派声明 安全保障関連法案成立にあたっての宗派声明
http://nara9jou.exblog.jp/24485750/
2015-09-19T14:59:55+09:00
2015-09-19T14:59:55+09:00
2015-09-19T14:59:55+09:00
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このたび安全保障関連法が成立したことに深い悲しみを覚えます。
私たち真宗大谷派は、先の大戦において国家体制に追従し、仏法を人間の都合で利用して戦争に積極的に加担しました。その過ちを繰り返してはならないとの決意から、安全保障関連法案に対して反対の意を表明してまいりました。その背景には、当派の過去の歴史だけではなく、人間がなす正義に絶対はないということを明らかにしてきた仏教の歴史があるからです。
「積極的平和主義」の名の下に、武力をもって平和を実現しようとする行為は、永続的な平和をもたらすものではなく、自他ともに怨みと敵意を生じさせ、報復の連鎖に陥らせるものであります。
人間とは、自我を離れられない身であり、どこまでも自らの立場を絶対化して、その危うさを問い直すことのできない愚かな存在です。だからこそ、それぞれが自身の愚かさに目覚め、人種、民族、文化、宗教、国家などの差異を超えて、他者と水平に出あう方途を模索しなければなりません。
私たちは仏の教えに基づく教団として、このたびの安全保障関連法の撤廃を求めると共に、今後も引き続き、戦争に繋がるあらゆる行為を未然に防ぐ努力を惜しみません。そして、武力に頼るのではなく、積極的な「対話」によって「真の平和」を希求することをここに表明いたします。
2015年9月19日
真宗大谷派(東本願寺)宗務総長里雄康意
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工藤代表世話人「安保法案諦めずに「否」
http://nara9jou.exblog.jp/24484961/
2015-09-19T09:11:00+09:00
2015-09-19T09:15:29+09:00
2015-09-19T09:11:02+09:00
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「戦争法案に反対する宗教者・門徒・信者」アピール、総理官邸に送付。記者会見で発表
http://nara9jou.exblog.jp/24471835/
2015-09-15T16:31:00+09:00
2015-09-17T13:21:56+09:00
2015-09-15T16:31:55+09:00
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午後3時過ぎ、安倍首相は総理官邸に、中谷防衛大臣には国会議員事務所にFAZ送付しました。
「毎日」奈良9/16
「朝日」奈良9/17]]>
立正佼成会-すべてのいのちを守るために 「安全保障関連法案」への重大な危惧
http://nara9jou.exblog.jp/24430538/
2015-09-03T09:59:34+09:00
2015-09-03T09:59:36+09:00
2015-09-03T09:59:36+09:00
9nara
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本会は昨年3月10日、自衛隊が地域紛争や国家間の戦争などに直接関与し、武力を行使せざるを得ない危険性が生じることに懸念を示した『日本国憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認に対する見解』を発表。また同年7月1日には、日本国憲法第九条の解釈を変更した閣議決定に対し、『閣議決定「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」に対する緊急声明』を発表、政府の方針に反対の姿勢を表明しました。
今年7月16日、「国際平和支援法案」と、自衛隊法改正案、武力攻撃事態法改正案など10本をまとめて改正する「平和安全法制整備法案」の2法案が衆議院で可決され、同27日から参議院で審議が続いています。
一連の国会での動きに対し、教団本部では対応を協議。8月22日の理事会の決定を受け、9月2日、声明文『すべてのいのちを守るために「安全保障関連法案」への重大な危惧』を発表しました。
『絶対非戦の誓い』『真の安全保障』『共に生きるすべてのいのちを守るために』の三項で構成される声明文では、多くの宗教が「不殺生」「非暴力」の精神を大切な価値としているほか、人類が他者への無知からくる恐れと、そこから生じる不信により分断や暴力に発展する歴史を繰り返してきたことを挙げた上で、同法案の成立が集団的自衛権の行使を可能にすることに懸念を表明。さらに、対話と協力の重要性などを強調し、「これまで以上に人と人、諸宗教・諸文化間の対話と協力に基づく平和創造を推進することを強く決意するとともに、重大な危険をはらむ『安全保障関連法案』の廃案を求めます」と結んでいます。
今後、声明文は各教会で交流のある政治、宗教、学術など各界の関係者に手渡され、本会の姿勢について説明が行われる予定です。
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ご賛同のお願い
http://nara9jou.exblog.jp/24428335/
2015-09-02T16:51:21+09:00
2015-09-02T16:51:15+09:00
2015-09-02T16:51:15+09:00
9nara
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奈良宗教者九条の会
代表世話人 工藤良任
ご賛同のお願い
別紙の「戦争法案の廃案を求める宗教者・門徒・信者緊急アピール」へのご賛同をお願い申し上げます。時間がありません。コピーして広めてください。
私たちはあきらめません。参議院での廃案めざし、祈り行動しましょう。
記
1,賛同署名は、郵送、FAX、メールで返送して下さい。締め切りは9月
13日。記者会見して発表し、戦争法案廃案への奈良県の宗教者の意志を示したいと考えています。
2,この賛同署名は県下の寺院・神社・教会など1500カ所に郵送させていただきました。郵送代、印刷費などで多額の経費がかかっております。同封の郵便振り込み用紙をご利用いただき、募金にご協力をお願いします。
合掌
2011年6月、井上ひさし(作家)梅原 猛(哲学者)大江 健三郎(作家)奥平康弘(憲法研究者)小田 実(作家)加藤周一(評論家)澤地久枝(作家)鶴見俊輔(哲学者)三木睦子(国連婦人会)の9氏は「九条アピール」を発表しました。全国の「会」の宗教者九条の和、地方の「会」の奈良宗教者九条の会とも、このアピールに賛同して、9条と自らの信仰・信心を重ねるとともに、立場や伝統をこえて、このアピールの賛同者をさらに大きくひろげたいとの願いを一致点として、呼びかけをさせていただいております。
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「戦争法案に反対する宗教者・門徒・信者」緊急アピール
http://nara9jou.exblog.jp/24428332/
2015-09-02T16:50:14+09:00
2015-09-02T16:50:08+09:00
2015-09-02T16:50:08+09:00
9nara
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「殺さない 殺させない」「兵隊も武器も用いない」
この「言葉」がここに集う私たち宗教者・門徒・信者、そして参加者一同の共通の願いであり、私たちの信じる教えの根底をなす「真理」である。
かつて70年前まで、私たちほとんどの教団は、その「真理」を投げ捨て、侵略戦争を正義の戦争として推進し、多くの人々を戦場に送っていった。のみならず、戦死者の儀礼を司ることによって、「いのちを奪われた」厳然たる事実を糊塗し、「捧げたいのち」として意味づけ、多くの「いのち」を後に続かせた。その大きな過ちを見つめなければならない。
今宗教者がなすべきことは、再び戦死者の儀礼を司ることではなく、「奪われたいのち」の願いに従い、新たな戦死者を生み出そうとするすべての事柄に「否」と声を発することである。
現在、安倍政権が成立させようとしている「新安保関連法案」は、日本の国を再び「戦争する国」にしようとする「戦争法案」であり、新たな戦死者を生み出そうとするものである。どれだけ饒舌に言葉を積み重ねても、すべての戦死者の願いを踏みにじり、自衛隊員をはじめとしたこれからの「いのち」に犠牲を強いるものであり、まさに暴挙である。
ここにいたって私たち宗教者・門徒・信者は、自らが信仰に生きる「証し」として、現在審議中の「新安保関連法案」の速やかな撤回を求めるものである。
宗教者九条の和 2015 年8月24日
戦争法案の廃案を求める宗教者・門徒・信者緊急アピールに賛同します。
※氏名を公表しますので、わかる字でお書きください。FAXでの返送可。
氏名宗派・教派市町村名
●返送先 奈良宗教者九条の会 630-8245 奈良市西之坂町36 明光寺
FAX 0745-77-7112 Eメール nsk_9jyou@yahoo.co.jp
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日本人人質事件「政府は対応検証を」西谷さん講演。宗教者九条の会など主催
http://nara9jou.exblog.jp/23841200/
2015-03-30T08:04:00+09:00
2015-03-30T09:03:39+09:00
2015-03-30T08:04:29+09:00
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宗教者も参加しましょう。「フリージャーナリスト西谷文和講演会」
http://nara9jou.exblog.jp/23760587/
2015-03-09T11:19:00+09:00
2015-03-24T16:14:04+09:00
2015-03-09T11:19:38+09:00
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立正佼成会緊急声明
http://nara9jou.exblog.jp/22457980/
2014-07-03T07:28:00+09:00
2014-07-03T07:29:10+09:00
2014-07-03T07:28:06+09:00
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安全保障法制の整備について」に対する緊急声明
平成26年7月1日
立正佼成会
政府は本日、「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」を発表し、日本が直接攻撃されていない場合であっても、密接な関係にある他国の武力衝突に自衛隊を派遣し、戦闘行為を認めるという集団的自衛権の行使を認めました。立正佼成会(以下、本会)は、平成26年3月10日、「日本国憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認に対する見解」を表明しました。今回の閣議決定に対しても、重ねて反対の意を表するものであります。
政府が発表した「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」では、「抑止力を向上させることにより、武力紛争を未然に回避し、我が国に脅威が及ぶことを防止することが必要不可欠」と明記されています。これまでの政府の国会答弁によれば「武力行使を行うか否かは、時の内閣が総合的に判断」するものとしています。集団的自衛権として武力の行使を容認することは、「戦争」そのものを容認するものであり、かつ、時の一内閣による憲法解釈の変更によってこのような国家行為を容認することはとうてい許されるものではありません。
本会の庭野日敬開祖は、「猜疑がなければ、紛争も起こりえません。まことに、信頼こそは、人間社会成立の基礎となるものなのであります」と述べております。不信を払拭し、確かな信頼を醸成していく努力こそが、今何よりも重要でありましょう。
人類の歴史を顧みるとき、諸国民の間での疑惑、不信そして猜疑によってしばしば戦争が引き起こされました。私たちは、武力と戦争では「国民の命と平和な暮らし」を守れないことは学んだはずです。今こそ、この歴史の教訓を想い起こさねばなりません。真に平和と安全を構築するためには、寛容と互譲の精神で相手の違いを受け入れ、認め合い、信頼を醸成し、他者と共に生きる基盤を整備していかねばなりません。今、私たちに問われているのは、宗教はもとより、政治、経済、産業、メディア、学問、教育、文化、観光など多様な分野で信頼醸成の基盤を強化し、これを世界の平和と安全を実現するための最大の戦略目的とすることであり、ここにこそ日本の国際的役割があると信ずるものです。
釈尊は『法句経』の中で、「まことに、怨みは怨みによっては消ゆることなし。慈悲によってのみ消ゆるものなり」と教えています。暴力に暴力で対抗し、怨みに怨みで応じることは、新たな暴力、絶えることのない怨みの連鎖を生み出します。これは、いつの時代にもあてはまる「真理」であります。
本会は、これまで仏教の説く「不殺生」「非暴力」そして「慈悲」の精神を平和実現の第一義とし、国内外の諸宗教者はもとより、国境や地域の別を超え、あらゆる分野の人びととの交流と対話を深め、世界平和の実現に努めてまいりました。私たちは、今後ともこの努力を重ねるとともに、日本国憲法のもつ平和の力を信じ、世界に向けて発信していく決意を新たにしております。
以 上
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集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に関する全日本仏教会理事長談話
http://nara9jou.exblog.jp/22457972/
2014-07-03T07:25:56+09:00
2014-07-03T07:25:59+09:00
2014-07-03T07:25:59+09:00
9nara
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集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に関する理事長談話
私ども公益財団法人 全日本仏教会は、定款にも示されるように、仏陀の「和の精神」を仰ぐことこそ、世界の恒久平和の要諦であることを提言し続けてきました。
それは、この精神に基づく「共生」の思想が、歴史的にも今日的にもわが国伝統仏教界を貫流し、しかも重大な現代的意味を持つとの認識と自覚によるものであります。
「共生」とは、すべての人間は生きあう「いのち」を生きているという平等性であります。それは、同じ「いのち」を分けあって生きているとも言えましょう。したがって、生きあう「いのち」どうしが争うと「いのち」全体が損なわれてしまうのです。
本日、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定がなされたとのことでありますが、これが実行されれば、日本人が国外で人を殺し殺されるという事態が起こり得る可能性があり、日本国憲法に示される戦争放棄を捨て去ることになりかねません。
戦争は最大の暴力であり、無辜(むこ)の人々に犠牲を強いる愚行そのものであります。いかなる理由であれ、自己を正当化して、かけがえのない「いのち」を武力で奪いとることは、何人にも絶対に許されることではありません。
この厳粛なる事実こそ、平和に生きようとするすべての人々にとっての燈火であり、寄る辺であると、私たちは教えられてきました。主張や利害の対立は、武力行為によってではなく平和的な話し合いによって解決されなければなりません。
仏陀の「和の精神」を仰ぐ者として、このたびの集団的自衛権の行使を容認する閣議決定には、人間の知恵の「闇」を垣間見るがごとき、深い憂慮と危惧の念を禁じ得ません。
2014(平成26)年7月1日
公益財団法人 全日本仏教会
理事長 齋 藤 明 聖
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九条の会「全国交流・討論集会」
http://nara9jou.exblog.jp/20324357/
2013-09-03T15:16:10+09:00
2013-09-03T15:16:39+09:00
2013-09-03T15:16:39+09:00
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各地の皆さまにおかれましては、あらかじめ日程の確保をお願いします。
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日本国憲法の値打ち 憲法の危機にどう立ちむかうのか 森英樹名古屋大学名誉教授
http://nara9jou.exblog.jp/19785869/
2013-06-10T07:01:16+09:00
2013-06-10T07:01:21+09:00
2013-06-10T07:01:21+09:00
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安倍首相は1月30日の衆議院本会議で「96条改正に取り組んでいく」と表明しました。首相が国会で憲法の条項を名指しして改正に言及したのは史上初です。
96条をなぜ変えるのかという論拠について、自民党のパンフはこう説明しています。「憲法改正は、国民投票に付して主権者である国民の意思を直接問うわけですから、国民に提案される前の国会での手続を余りに厳格にするのは、国民が憲法について意思を表明する機会が狭められることになり、かえって主権者である国民の意思を反映しないことになってしまう」。
つまり、“主権者のため”という理屈を前面に出してるんです。
2月8日の衆院予算委員会では、出来レース的に96条改正の理由を問い質した維新の会・中田宏議員に対して安倍首相が「国民の70%が憲法を変えたいと思っていたとしても、3分の1をちょっと超える国会議員が反対すれば指一本触れることができないというのはおかしい、という常識であります」と答えたんですね。中田議員は「96条の緩和は憲法改正の中身ではなく手続の話です。中身は慎重に様々な議論をしていく必要があるが、その議論を、緊張感をもって進めるためにも手続の緩和が必要なのです」と応じました。“主権者国民の過半数賛成で成立する憲法改正を、たかが国会議員、たかが3分の1が妨害しているのは実にけしからん”という理屈なんですけれども、学会に身を置く私たちにとって、実は初めて聞く論理です。また“改憲の中身ではなく手続論だから気楽にやろう”というのも乱暴な話です。
彼らの本心はハッキリしていて、九条などの改憲をしやすくするために、まず96条のハードルを緩めておきたい。“主権者のため”というのはそれを隠蔽するための論拠であることは間違いありません。
改憲は難しくて当然
この理屈にどう反論していくのか。 なぜ憲法は一般の法律よりも改正が難しいのか”を突っ込んで議論する必要があります。
憲法改正を一般の法律よりも難しくしている、いわゆる「硬性憲法」をほとんどの国が採用しているのは一体なぜなのか。そしてその奥にある近代憲法の理念とは一体何なのかということが、自民党の96条改正の論拠では意識的に無視されている気配があります。このあたりは長い憲法運動の中であまりちゃんと議論をしてこなかった問題領域ですので、急いで理解を深める必要があります。
近代憲法の理念とは一体何か。これは解釈論ですけれども、憲法とは国民の自由と権利を確保する法であり、そのために国家権力に制限を加える法が憲法なんだ、という考え方です。生身の国家権力というのは放っておくと国民の権利や自由を奪いやすい、だから憲法で国家を縛るんだ、という考え方です。で、権力者はこういう理念を嫌いますから、憲法の変更を国家権力の一部である国会が提案する時にはハードルを高くしておく必要がある、こういう考え方で日本国憲法の改正手続は妥当なんだ、という理解の仕方のほうが学会ではむしろ常識です。
安倍首相がそうした常識に反した言い方をしている背後には、自民党が公表した「日本国憲法改正草案」の中に、こういう近代憲法原則をやめてしまうんだということを示している箇所がいくつもあることと響き合っています。
国民縛る憲法に逆転
現在の憲法第97条は、「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪え、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」と定めています。人権の永久不可侵性を謳(うた)って憲法の核心部分を掲げています。同98条で「この憲法は、国の最高法規」とあるのは、法のピラミッドの一番上にあるというだけではなくて、憲法がこのように基本的人権を保障しているから最高法規になったということであり、近代憲法の理念を見事に表しています。
ところが自民党の「改正草案」では現憲法97条の条文は全て削除なんです。基本的人権の考え方が“けしからん、近代憲法やめる”って言ってるわけです。
現在の憲法第99条では、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は」、ここでいう公務員はひと言で言えば権力担当者なんですが、その人々は「この憲法を尊重し擁護する義務を負う」と定めています。ここに挙げられている権力担当者たちは、放っておくと人権や国民生活を侵害する可能性が高い、いわばブラックリストだと言い放ったのは、あの毒舌の評論家・佐高(さたか)信(まこと)さんですけれども、全くその通りです。
ところが「改正草案」第102条の2では憲法の尊重・擁護義務から「天皇又は摂政」を外しています。同1条で「天皇は、日本国の元首」としたことと深く関係があるんだろうと私は思いますが、ひと言でいうと権力者は天皇の名のもとで何をやっても自由ということになります。その上で、天皇以外の権力担当者の憲法尊重・擁護義務から「尊重」を外しました。じゃあ誰が「尊重」するのか。「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」(102条)と逆転しています。
国民の人権・自由のために権力を縛るのが憲法なんだ、という理念に照らして「改正草案」を見ると、それはもう近代憲法ではない、国民を縛る憲法に転換したということです。近代憲法原則を平気で放棄する精神だから復古的な内容になったし、あるいは改正手続も緩和してしまうわけです。
原点に返った運動を
9条の精神というのは、そんな難しいものではありません。例えばNHK大河ドラマの「龍馬伝」では、薩長のいがみ合いを見ていた龍馬がひと言、こう言うんです。「殴り合いでは、なんも変わらんぜよ」。本当にその通り、9条精神ですよ。それを国民が深くうなずきながら見ている、そういうメンタリティーがあると思います。
「八重の桜」では山本権八という八重の父親、この人、鉄砲師範だったんですけれども、鉄砲を撃ちたがる八重に対して諫(いさ)めるようにこういうセリフを言っておりました。「鉄砲は武器だ。戦(いくさ)になれば他人(ひと)さ撃ぢ殺す。鉄砲を撃づ怖れを知らず。形だけまねていだら、いづか己の身さ鉄砲に滅ぼされる」、まさにこういう9条精神を、日常生活の中で私たち市民は受けとっているわけです。
この辺を手がかりに、もういちど憲法の原点に返った運動、原点に返った批判をいまの安倍政権にぶつけていくということが大事ではないかと思います。 (文責 編集部)]]>
香芝九条の会が「六周年記念 講演と文化のつどい」開催へ
http://nara9jou.exblog.jp/17643402/
2012-06-11T14:52:25+09:00
2012-06-11T14:52:23+09:00
2012-06-11T14:52:23+09:00
9nara
県下の動き
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