防衛「省」昇格法案の参院外交防衛委員会強行採決に厳重抗議する
2006年12月14日
憲法九条守れ!奈良県共同センター
自民、公明、民主は、防衛「省」昇格関連法案の採決を、本日、参院外交防衛委員会で強行、自民、民主、公明など賛成多数で可決され、付帯決議も行い、明日15日の参院本会議での可決成立をめざしています。「憲法九条守れ!奈良県共同センター」は、この暴挙に厳重に抗議すると共に、徹底審議のうえ、廃案にすることを強く要求します。
この法案は、自衛隊発足以来、初めて、その任務を変更し、憲法違反の海外派兵や「周辺事態」における米軍支援などを本来任務とするものであります。このような日本の進路に関わる重大な法案を、わずかな国会審議で強行採決したことは、断じて許すことができません。
この法案は、自民党が準備している恒久的海外派兵法や、憲法九条改悪による集団的自衛権行使への突破口に位置づけられています。それは、まさに米軍再編・強化の企てと一体であり、憲法改悪・教育基本法改悪など「戦争する国づくり」の流れを軍事面からすすめる悪法であります。
憲法九条守れ!奈良県共同センターは、参院段階での国会内外のたたかいを強め、教育基本法改悪を許さない広範な運動とも連携し、廃案に追い込む決意であります
私たちは、12月7日~10日の「2006年日本平和大会イン岩国」を、1500名の参加で成功させました。
奈良県では、11月10日「教育基本法・憲法改悪反対、生活と暮らしを守る県民集会」を600名以上の参加で成功させました。そして奈良県内の2箇所を除く地方自治体との交渉を11月に行いました。この間、憲法九条守れ!の9条の会は,奈良県で48結成、準備会も含め61の会となっています。
明日15日、防衛省法案、参院本会議での採決、教育基本法改悪法案の参院教育基本法特別委員会での強行採決に強く反対し、廃案を強く要求します。
「戦争する国づくり」の動きを、はね返す運動を大きく広げる決意であります。共に、悪法廃案のため、頑張りましょう。